絶望するのはもう終わり。発達障害の治し方

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此方の動画の中身になります

 

 

どうも今日はあべしんです

 

本日は、発達障害は治る病気だという事について解説していきたいと思います。

 

まず最初に言っておくと、発達障碍者の持つ性質は、治るものではありません。

現状、発達障害は脳の発達の段階における異常とされています。しかし、現状ではその脳の異常の原因は全くわかっておりません。統計的に社会生活のしにくい人がいるという傾向が出ているだけです。そのため現在存在する治療方法は薬による対処療法や、カウンセリングなどの精神的なケアのみとされています。(脱線)ちなみに僕はそもそも脳の異常などではないとさえ思っています。参考動画→https://www.youtube.com/watch?v=Fq_HihllcCQ&t=11s

 

ではこの動画のタイトルである”治る”とはどういうことなのでしょうか。掘り下げていきましょう。

現在、計画性がない・忘れ物が多い・気が散りやすい・対人関係が苦手・などの社会生活が困難とされる特性が発達障害であると認知されています。しかし実は、こういった特徴に当てはまるだけでは発達障害になりません。

 

発達障碍者支援法 第一章第二条にはこう記載されています。

2   この法律において「発達障害者」とは、発達障害がある者であって発達障害及び社会的障壁により日常生活又は社会生活に制限を受けるものをいい、「発達障害児」とは、発達障害者のうち十八歳未満のものをいう。

 

つまり、発達障害は、本人が持っている特性によって、生活が制限されて困っている場合に初めて障害となります。この、生活が制限されて困るという感情を、”困り感”と呼びます。発達障害は”困り感”を抱いたときに初めて障害となります。逆を言えば、いくら忘れ物をしようとも、気が散りやすかろうと、本人が日常生活や社会生活に困っていなければ病気などではないのです。実際に、医師が発達障害を診断する際には、どれだけ日々の生活にこの”困り感”を抱いているかということが重要になってきます。

つまり、この”困り感”をなくすことができれば、発達障害は障害では無くなる、つまり治るという事になります。(正式な言い方は寛解ですが、まあ似たようなものです)

 

そもそも発達障害は誤訳だった

 そもそもの問題として、発達障害は誤訳によって生まれた言葉です。発達障害は海外から入ってきた言葉なので、伝わってくる際に意味が少し変わってしまいました。英語で発達障害の障害にはdisorderが使われます。そして、身体障害などの障害はdisabilityやhandicapという単語が使われます。もちろん使い方も異なっていて、disorderは体の不調や治る病気なども指す言葉ですが、disabilityやhandicapはハッキリとその能力が無いという事を示します。

小さい頃の一部の発達障害の診断は、大人になれば訓練や慣れによって落ち着くというデータがあります。大人になるにつれて、先ほどの”困り感”への対処を身に着けていくからです。そのため不調などの回復するニュアンスを残すためにdisorderを英語では使っています。しかし、日本語での「発達障害」にそのようなイメージを持つ人はほとんどいないでしょう。発達障害も身体障害もどちらも同じように「障害」と扱われます。

ちなみに、現在ではdisorderを「障害」という訳ではなく、「症」という訳語をつけようという流れも存在します。

 

発達障害は環境が産んでいる

 

発達障害という言葉が広まったおかげで、障害と呼ばねばならないほど生きにくい人たちがいるという事が徐々に広まってきています。しかし、発達障害と呼ばれる特性を障害というデメリットだけではなく、個性としてプラスにとらえられている人はどれだけいるでしょうか。有名な方に、スティーブ・ジョブズという人がいます。彼の自伝は、一時期ベストセラーになったほど有名ですよね。彼の自伝を読めば、彼のメチャクチャさがよくわかると思います(無意味だと思って大学を中退した、フルーツだけで癌を治そうとした等)。一方で彼はiPhoneを生み出したという偉業を成し遂げています。この特性は、まさに型にはまらない才能でしょう。ですが、現代社会の枠組みで彼を分類しようとすれば、間違いなく発達障害という事になると思います。

もしあなたが会社の経営者だとします。もし彼を発達障害と認識していたら、彼を雇う場合障碍者雇用の枠で雇う事でしょう。しかし、彼の特性を発達障害では無くiPhoneを生み出せるほど破天荒なだけと知っていたとしたら。障碍者雇用などというポストではなく、企画開発部などに高給で雇う事でしょう。そして、決して規律に厳しい事務職などには就かせないでしょう。もしスティーブ・ジョブズを事務職で雇っていれば、会社側も数字はめちゃくちゃになるし、ジョブズも煩雑なルールに苦しめられ”困り感”を抱くはずです。発達障害は、こうした人事のミスマッチのようなものだと考えています。

 

 

まとめ

発達障害は、”困り感”がもたらすものだと紹介しました。もし自分の事(もしくは身近な人)をよく知っていて、自分らしい環境に身を置いていたら困り感は抱かないと思います。そのためには、まずはお互いがどんな人であると知る必要がありますし、どのような特性が”障害”と呼ばれてしまうのかという事を知る必要があります。そうした努力を重ねていけば、”困り感”を排除して発達障害とは呼ばれないあなたが出来上がると思います。僕のチャンネルでは、そういった自己理解のお手伝いとなるような動画を投稿していきますので、ぜひチャンネル登録よろしくお願いします!